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Volkswagen/Audi 向け SFD アンロック操作ガイド(Autel MaxiSYS シリーズ)

本ページでは、Volkswagen/Audi など SFD(Schutz der Fahrzeug Diagnose)対応車両で、 Autel MaxiSYS シリーズを使って SFD ロックを解除する手順を、ステップ形式で解説します。
「どこで何を入力すればいいのか」を迷わないように、事前準備からアンロック完了後の確認までを 一つずつ丁寧にまとめました。

Autel MaxiSYS を使用した SFD 対応車両での作業イメージ

Step 1.対象機種・前提条件

まずは、どのタブレット・環境ならSFDアンロックができるかを確認します。

対応する Autel タブレット(例)

  • ・MaxiSYS Ultra 系(Ultra/Ultra EVなど)
  • ・MaxiSYS MS909/MS919 シリーズ
  • ・その他 SFD対応が明記された MaxiSYS シリーズ

事前にそろえておくもの

  • ・安定したインターネット接続(Wi-Fi 推奨)
  • ・Autel ID(Autelアカウント)とパスワード
  • ・Google アカウント(2段階認証アプリ用)
  • ・SFD対応のVolkswagen/Audi 車両
  • ・バッテリーチャージャーなど、12V 補助電源(できれば)

Step 2.事前準備(アプリ・アカウント設定)

実際の車両に接続する前に、タブレット側の設定とアカウント準備を済ませます。

① Autelアカウントの確認

  • ・タブレット右上のユーザーアイコンから、Autel ID でログインできることを確認します。
  • ・ログインできない場合は、Autel公式サイトでパスワードリセットをしておきます。

② 2段階認証アプリの用意(Google Authenticator)

  • ・iPhone/iPad:App Store から「Google 認証システム」をインストール
  • ・Android:Google Play から同アプリをインストール
  • ・Googleアカウントでログインし、ワンタイムパスワードが表示されることを確認します。

Step 3.車両接続とコントロールユニットへのアクセス

次に、実際の車両とタブレットをつなぎ、SFDアンロック対象となるユニットにアクセスします。

① 車両との接続

  • ・診断コネクタ(OBD)に VCI を接続し、イグニッション ON(エンジン OFF)にします。
  • ・MaxiSYS タブレットと VCI がリンクしていることを確認します。

② コントロールユニットの選択

  • ・車両自動識別または手動選択で対象車両を選びます。
  • ・「コントロールユニット」→「各種システム(例:ABS/ブレーキ、ステアリング等)」を選択します。
  • ・SFD アンロックを行いたいユニットを選択します。
工場内でSFDアンロック作業を行っている様子
実際の現場での SFD アンロック作業の様子

Step 4.SFD アンロックメニューを開く

対象ユニットを選択したら、Autel タブレット上で SFD アンロック用のメニューを表示します。

操作の目安

  • ・「特殊機能」または「アダプテーション」「コーディング」などのメニューを開く
  • ・画面上に [SFD アンロック][Security Access] といった項目が表示されます
  • ・メニューが見つからない場合は、別のユニット側に SFD 機能があることもあります
Autel MaxiSYS での SFD アンロックメニュー例

Step 5.Autel アカウントでログイン

SFD アンロックを実行するには、Autel ID でのログインが必須です。

ログイン手順

  • ・SFD アンロック画面で「ログイン」ボタンをタップ
  • ・Autel ID(メールアドレス)とパスワードを入力
  • ・ログインが成功すると、2段階認証コード入力画面に進みます

Step 6.認証コードの入力(2段階認証)

セキュリティの関係上、SFD アンロック時にはワンタイムパスワード(6桁コード)の入力が求められます。

2段階認証コードの取得と入力

  • ・スマホ側の「Google 認証システム」アプリを開く
  • ・Autel 用に登録してある6桁のコードを確認
  • ・タブレット側の入力画面に、表示されている6桁コードをそのまま入力
  • ・有効時間内(30 秒程度)に入力できない場合は、次に表示されるコードでもOKです
2段階認証(ワンタイムパスワード)入力画面の例

Step 7.SFD アンロック完了後の作業

認証が完了すると、対象ユニットの SFD ロックが解除され、コーディングやアダプテーションが実行できるようになります。

アンロック後にできる主な作業例

  • ・コーディング値の変更
  • ・アダプテーション値の調整
  • ・サービスリセットや初期設定
  • ・部品交換後のキャリブレーション など

ただし、アンロックは走行中も永続的に解除されたままになるわけではなく、 一定時間やキーオフ後に再度ロックされる場合があります。 作業が完了したら、必ず試運転やエラーコードの再チェックを行ってください。

Step 8.作業上の注意点

SFD アンロック作業の前後では、次のポイントにご注意ください。

  • ・作業中はバッテリー電圧が下がらないよう、できるだけ補助電源の使用を推奨します。
  • ・コーディング値の変更は、内容を理解したうえで慎重に行ってください。
  • ・SFDアンロックを行っても、一部の機能は純正ツールでしか変更できない場合があります。
  • ・インターネット接続が不安定な環境では、認証処理が失敗することがあります。

よくあるお問い合わせ

Q1.認証コードを入力しても、SFD アンロックができません。

A.コードの有効時間切れ、アカウント設定不備、ネットワークの不具合などが考えられます。 まずは Wi-Fi 接続状態と日付・時刻設定を確認し、それでも改善しない場合は Sonic Drive までご相談ください。

Q2.SFD アンロックの権限を、整備工場側で追加することはできますか?

A.現時点では、メーカー側のポリシーに基づく運用となるため、 原則として Autel から提供される範囲での対応となります。 詳細は Sonic Drive までお問い合わせください。

お問い合わせ・サポート窓口

SFD アンロック設定や Autel タブレットの運用でお困りの場合は、 下記よりお気軽にお問い合わせください。

  • ・株式会社ソニックドライブ
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    お問い合わせ
  • ・お問い合わせの際は、Autelタブレットのシリアル番号/車種/年式/作業内容をお知らせいただけるとスムーズです。
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