【お知らせ】SGW(セキュリティゲートウェイ)とSFD、その仕組みと解決方法

最近多く寄せられるご質問にお答えするコーナー 「SGWやSFDをもう少しわかりやすく説明してほしい」

日頃よりソニックドライブをご利用いただきありがとうございます。
すでに弊社では SFD(Volkswagenグループ)やSGW(FIATグループ)への対応サービス をご案内してまいりましたが、整備工場様からは

●そもそもの仕組みや制約が分かりづらい
もっと簡単に説明してほしい

という声を多くいただいています。
そこで本記事では、改めて SGW/SFDの基本的な仕組み と、整備現場でどのような影響があるのか、そしてその解決方法についてまとめました。


SGW(セキュリティゲートウェイ)とは?(FIATグループ)

SGWとは、FIATグループ車両を中心に導入されている セキュリティ機構 です。
車両の電子制御システムを外部から不正アクセスや改ざんから守るために設定されており、認証されないツールでは機能制限がかかります。

主な制限例

  • ●故障コード消去ができない
    サービスインターバルのリセットが不可
    一部のアクティブテスト・初期化が制限される

  • 診断機を接続しても「データ閲覧はできるが操作はできない」という状態になるケースが多いのが特徴です。


SFD(セキュリティ機能付き診断)とは?(Volkswagenグループ)

Volkswagenグループでは、SGWに相当するセキュリティ機構として SFD(Schutz der Fahrzeug Diagnose) が採用されています。
こちらも目的は同じく「不正アクセスの防止」であり、未認証の診断機では特定操作に制約がかかります。

制限の内容はSGWと近似しており、コード消去・サービスリセット・コーディング作業 などに影響が及びます。


Mercedes-Benzのセキュリティ証明書方式

Mercedes-Benzでは、2019年以降のSクラス(223型)を皮切りに、順次フルモデルチェンジやマイナーチェンジを経たモデルから、メーカーサーバーを介したセキュリティ証明書の取得 が必須となっています。

この証明書に基づいて各ECU(ユニット)の設定変更や再設定が可能になります。
2024年初頭の段階では、主に DOIP(Diagnostics over IP)プロトコルを採用したモデル が対象で、具体的には以下の車種が含まれます。

  • ●Sクラス(223)
    EQS / EQE
    Cクラス(206)

  • その他、順次対象拡大


なぜ整備現場で問題になるのか?

SGWやSFDはセキュリティ強化という観点では不可欠ですが、整備現場では日常的な作業に支障が出やすくなります。

  • ●オイル交換後にサービスリセットができない
    ●故障コードを消去できず、作業完了とならない
    純正ツール以外でのコーディングがブロックされる

  • このように「通常の整備作業に直結する不便さ」が現場から多く指摘されています。


解決方法①:Autel SGW/SFD接続サービス

ソニックドライブでは、こうした課題に対応するため Autel製診断機によるSGW/SFD接続サービス をご案内しています。

サービスの特徴

  • ●メーカー正規の認証手順に基づく安全な接続
    ●SGWやSFDの制限を解除し、通常通りの診断・サービス作業が可能

  • 導入から運用まで、弊社がサポート

👉 詳細は以下の記事でも紹介しています:

これらの車両に対しても、弊社が提供するMercedes-Benz専用スキャンツール によって対応が可能です。

👉 Mercedes-Benz専用機


まとめ

SGW(FIAT系)やSFD(VWグループ系)は、いずれも「車両セキュリティの強化」という目的で導入されていますが、整備工場様にとっては作業制約となる場面が少なくありません。

ソニックドライブでは、Autel診断機による公式認証接続Mercedes-Benz専用スキャンツールを通じて、整備現場の効率化と安心したサービス提供を支援しています。

「導入方法を詳しく知りたい」「実際の接続の流れを確認したい」などのご相談も随時承っております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。


👉 お問い合わせはこちら
株式会社ソニックドライブ
問い合わせ

【新サービスリリース】整備マニュアルPCレンタル × BMW Air 提供開始

株式会社ソニックドライブは、ソニックメンバーズStandard会員様向けの「整備マニュアルPCレンタル」に、新たにBMW Airの提供を開始しました。

BMW AirはBMWグループの公式整備データベースで、VIN検索により対象車両を特定し、配線図・トルク値・分解組付け手順などの最新情報をオンラインで確認できます。最新モデルや先進技術(ADAS・ハイブリッド・EV)にも対応します。

従来のオフライン系データ(メルセデスWIS/ASRA、BMW ISTA/KSD2、VW/Audi ElsaWin 等)に、BMW Airを加えることで、現場の正確性・効率のさらなる向上が見込めます。

📘 詳細資料をご希望の方へ
下記フォームより必要事項をご入力ください。資料ダウンロードURLをご案内します。


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※本サービスはソニックメンバーズStandard会員限定です。

【キャンペーン情報】G-SCANキャッシュバック2025 & ツールプラネットMiniプリンター進呈

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2025年8月21日 ~ 2025年10月31日まで


📌 ご不明点やお見積りのご相談は、ソニックドライブまでお気軽にお問い合わせください。

🚀【速報】次世代アライメント&ADAS統合システム「IA1000WA」日本初公開!

2年に一度開催される「オートサービスショー」が、今年も東京ビッグサイトにて開催中です(6月19日~21日)。

今回の目玉は、Autelのアライメント&ADAS統合機「IA900WA」の後継機として登場した、新型機「IA1000WA」。
発売からわずか3年足らずで進化を遂げ、6月19日に日本初公開&同日発売開始となりました。

その初公開日に行われたAutelスタッフによるプレゼンテーション動画を、編集なしのノーカット版でお届けします。
カタログだけでは伝わらないリアルな製品情報を、ぜひご覧ください。

👉  YouTube動画はこちら


🚗 IA1000WAの特長とは?

「Autel MaxiSys ADAS IA1000WA」は、エーミング作業・ホイールアライメント調整・車両診断の機能を統合した次世代キャリブレーションシステムです。

  • ロボットアームによるターゲットの自動位置決め

  • ワンタッチキャリブレーションで作業効率大幅向上

  • 高精度カメラ&レーザー誘導でAVM、ACC、BSDなどのターゲット設置を支援

  • 傾斜・段差を補正する自動床面補正機能搭載

  • スラスト角やセットバックまで対応する高精度アライメント測定

  • 修理前後の診断レポートによる作業の見える化と信頼性向上

  •  

詳細は、Autel公式ページをご覧ください:
※近日弊社ホームページでもご案内いたします。


現在、販売受付を開始しております。
補助金対象となる可能性もございますので、導入をご検討中の方はぜひお気軽にお問い合わせください。

📩 お問い合わせはこちら

今後も、皆さまの現場を支える最新情報を発信してまいります。

【AUTEL SFD対応】VW・アウディ・ランボルギーニにも対応開始!

~セキュリティゲートウェイ(SGW/SFD)解除がさらに拡充~

車両診断の信頼パートナー「AUTELスキャンツール」が、ついにVAG(フォルクスワーゲングループ)各車種にも対応

2025年より、VW/AUDI/ランボルギーニの一部車両で導入されているSGW(セキュリティ・ゲートウェイ)/SFD(セキュリティ機能制限)の解除が、AUTEL製スキャンツールにより可能となりました。


🔐 SGW/SFDとは?

各メーカーが新車両に搭載し始めているセキュリティモジュールで、
未認証のスキャンツールによる双方向操作(アクチュエータテスト・初期化・キャリブレーションなど)を制限する“電子的ファイアウォール”です。

SGW対応なしでは「診断はできても、作業ができない」状況が今後さらに増えていきます。


✅ AUTELでの対応概要(VAG系)

AUTELはVW/AUDI/Lamborghiniを含むVAGグループと正式提携しており、下記のライセンス方式でSGW/SFDの解除が可能です。

 
項目 内容
対象ブランド VW(フォルクスワーゲン)、AUDI、Lamborghini ほか
対応スキャンツール MaxiSys Ultra / 919 / 909 / 906Pro / Elite / 908S Pro / 906BT
ライセンス方式 年間ライセンス:20,000円(税別)/年
または
ワンタイム利用:15 USD(1日有効)
お申込み方法

年間ライセンス:弊社ソニックドライブ or AUTEスキャンツールからサーバー経由(オンライン決済)

ワイタイム利用:AUTEスキャンツールからサーバー経由(オンライン決済)

必須条件 AUTELのソフト更新契約が有効であること

📥 お申し込みはこちら

以下のフォームより必要事項をご入力ください。

▶️ VW/AUDI/Lamborghini SGWライセンス申込フォーム


💡 AUTEL SGW/SFDライセンス導入のメリット

  • 面倒な物理変換ケーブルや作業不要

  • 公式ライセンスにより安心してSGW解除&診断可能

  • アクチュエータテスト・キャリブレーションなどの双方向機能が復活

  • VW/AUDIの最新モデルにも順次対応拡大中


📌 FCA(FIAT/クライスラー等)向けライセンスとの違い

VAG(VW/AUDI)系は別ライセンスでの提供となります。

  • FCA系(SGW):36,000円/年(税別)

  • VAG系(SFD):20,000円/年(税別)


  • ※個別でのお申込みが必要です。


🛠 ご相談・導入サポートはソニックドライブまで!

当社ソニックドライブでは、AUTEL正規輸入元との連携により、信頼性あるライセンス導入をしっかりサポート。
「自社のツールで対応できるか分からない」「どのライセンスが必要?」といったご相談も歓迎です。

📩 お問い合わせはこちら


🚗 VW/AUDI/Lamborghiniの診断でお困りの方へ

  • アクチュエータが動かない

  • キャリブレーションが通らない

  • 故障コードが消せない
    → AUTEL SFDライセンスの導入で解決できる可能性があります!

AUTELアップデートがお得に!期間限定キャンペーンのお知らせ(6/16〜6/30)

AUTEL製スキャンツールをご愛用の皆様にお得な情報です!


🔧【2025年版 TCPセール】アップデート年間更新料が 10%OFF!

対象期間:2025年6月16日(月)〜 6月30日(月)

期間中にお申し込みいただいたAUTEL年間更新料(TCP)について、通常価格より10%割引にてご提供いたします。

「アップデート期限が近い」
「サポート体制を維持したい」

そんな方はこの機会をぜひご活用ください!


✅ TCP(年間更新料)に含まれる内容:

  • ソフトウェアアップデート(Wi-Fi接続が必要です)

  • AUTELサポートセンターによる診断アドバイス(平日10:00〜17:00)

  • タブレットの修理・バッテリー交換の無償対応(※一部対象外あり)

  • 製品保証の延長


📩 お申込み方法

以下のフォームより、必要事項をご入力の上、お申し込みください。
お申し込みフォームはこちら


ご不明な点がございましたら、ソニックドライブまでお気軽にお問い合わせください。

【AUTEL SGW対応】フィアット・クライスラー車の診断がよりスムーズに

SGW搭載FCA車へのソフトウェア認証アクセスが可能に!年間ライセンスのご案内

車両の電子化が進む中、診断作業において重要性が高まっているのが「セキュリティゲートウェイ(SGW)」への対応です。

このたび、AUTEL製スキャンツールがFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)車両のSGWに対し、ソフトウェアによるアクセスが可能になる年間ライセンス方式に対応いたしました。

これにより、従来のような物理的変換アダプター(12+8ピン変換)を用いた接続が不要となり、より効率的・スムーズな双方向診断が可能となります。


■ セキュリティゲートウェイ(SGW)とは?

SGWとは、FCAが2017年以降の一部車両に搭載しているセキュリティ強化モジュールで、車両内部のCANネットワークに対して不正アクセスや不正操作を防止する“電子的ファイアウォール”の役割を果たします。

FCAによれば、SGWは「診断データを制限するため」ではなく、「登録・認証されていない診断機による侵入型操作(双方向制御)を制限すること」が目的です。
これにより、たとえば以下の操作が制限されます:

  • 故障コードの消去
  • アクチュエータテスト
  • キャリブレーション
  • 初期化・再学習作業 など
  •  

現在、FCAの2020年以降の車両はほぼすべてにSGWが搭載されており、今後も対応が不可欠です。


■ AUTELスキャンツールでの対応

これまでFCA車両に対しては、専用の12+8ピン変換アダプターを使用してSGWモジュールに物理的に割り込む方法が必要でしたが、
今回新たに導入された**「年間ライセンス方式」**により、ソフトウェア上での認証・アンロックが可能になりました。

AUTEL社はFCAから正式な認定を受けており、本ライセンスによりSGWを通過した上で双方向診断機能を行使できます。


■ 年間ライセンスの概要

項目 内容
対象ブランド FIAT、クライスラー、Jeep、アルファロメオ、マセラティ
対応スキャンツール MaxiSys Ultra / 919 / 909 / 906Pro / DS900 / Elite / 908S Pro / 908CV / 908BT
ライセンス価格 36,000円(税別)/年
申込方法 正規輸入元 オーテル・インテリジェント・テクノロジー株式会社 経由(下記申込フォームより)
申込フォーム こちらからお申し込みいただけます

■ 導入のメリット

  • 面倒な物理接続(12+8変換)の手間を削減

  • 作業効率の向上(双方向機能がスムーズに使用可能)

  • AUTELユーザーなら追加機材なしで導入可能

  • 最新FCA車両にも安心して対応


■ 正規導入サポート:ソニックドライブ

当社ソニックドライブでは、AUTEL正規輸入元と提携し、信頼性ある正規ライセンス導入をサポートしております。
初めての導入や、お使いの機種との適合確認など、どうぞお気軽にご相談ください。

📩 お問い合わせはこちら → お問い合わせフォーム


🔧 FCA車両への対応でお困りの方へ

  • 故障コードが消せない…

  • アクチュエータが動かせない…

  • 新しいFCA車が対応できない…

そんな時は、SGW対応ライセンス導入で解決できる可能性があります。
お気軽にソニックドライブまでお問い合わせください。

OBD 検査モニタリング会議レポート

🛠 OBD 検査モニタリング会議(3月5 日)レポート

 

OBD検査対象車種が拡大し、2023年10月以降 83,606台 の検査が実施されました。不適合の主な要因として、安全系のDTCが最も多く報告されており、特に以下の点が指摘されています。

 

🔹 カメラ、ミリ波レーダー、コントロールユニットの故障
🔹 センサーの通信途絶

 

また、一部の Microsoft Surfaceなどキーボード設定が異なるPCやタブレット において、二次元バーコードを使用して車両情報を入力すると、「OBD検査不要」と誤表示されるケースが確認されています。

 

さらに、車検証に「OBD検査対象」と記載されていても、以下の条件を満たす場合は OBD検査アプリでは「検査不要」と表示されます。

 

型式指定取得から2年が経過していない
初年度登録年月の前月末日から10か月を経過していない

 

この表示は 正しいもの なので、車検証上で「検査必要」と記載があっても、アプリの「検査不要」に従って問題ありません。

 

📢 スキャンツール補助金 最新情報

 

昨年末に補正予算で決定された スキャンツール補助金 については、まだ詳細が発表されておらず、4月以降に公表される見込み です。

 

OBD検査の義務化が進む中で、スキャンツールの導入を検討されている方も多いかと思います。今後、新たな情報が入り次第、随時ご案内いたしますので、ご関心のある方はぜひ引き続きご注目ください。

OBD検査用PC/タブレットのWindowsアップデートに関する重要なお知らせ

OBD検査で使用するPCやタブレットのWindowsアップデートについて、重要な注意点があります。

現在、特定DTC照会アプリの動作環境として、Windows11の対応バージョンは 「22H2」または「23H2」 に限定されています。

最新バージョン「24H2」 にアップデートすると、ソリトンキーマネージャーのインストールができないなど、OBD検査が実施できなくなる可能性がありますので、ご注意ください。

🚨 アップデート前にご確認ください!

対応バージョン:Windows11「22H2」または「23H2」
最新バージョン「24H2」の影響:OBD検査用アプリの動作環境を満たさず、正常に使用できなくなる可能性あり

 

✓お使いのWindowsバージョンの確認方法

  1. Windowsスタートメニューを開く
  2. 「設定」 → 「システム」 → 「バージョン情報」を選択
  3. 「Windowsの仕様」欄でバージョンを確認

     

🔄 万が一、最新バージョン「24H2」にアップデートしてしまった場合

10日以内であれば、以前のバージョンに復元が可能です。

 

復元方法

  1. Windowsスタートメニューを開く
  2. 「設定」 → 「システム」 → 「回復」を選択
  3. 「前のバージョンのWindowsへ戻す」を実行(※10日以内であれば「開始する」が選択可能)

詳細は**自動車技術総合機構(NALTEC)の「OBDポータル」**をご確認ください。

🔗 OBDポータル公式サイト

 

お手持ちのPCやタブレットのバージョンを確認し、誤ってアップデートしないようご注意ください。